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キャリアはその人の人生全般〜キルトのように〜【統合的ライフ・プランニング】

「キャリアカウンセリングをしています」というと
「キャリア=上級職へのステップアップ」の支援 のように思われて
引かれてしまうときがあります。

もちろん、環境や報酬、地位など「外的キャリア」の向上も支援にありますが、それよりも仕事のやりがいや充実感の「内的キャリア」の向上が重要でさらに最近は
変化の激しい環境へ自在に対応していけるキャリア自律力が重要と考えられています。

ルスリールでのキャリアカウンセリングでは、
個々の状況に応じた「外的キャリア・内的キャリア」の整理、
そして「キャリア自律」へのサポートをしています。

このように
キャリアといっても時代とともに捉え方、考え方は変化しています。


私が「なるほどな〜」と思った
サニー・ハンセンさんのキャリア理論は女性らしい視点が新しいです。

ライフキャリア〜人生を自分らしく創造するポイント

今までは「個人と組織」「仕事とプライベート」など
切り分け、それぞれ生産性を高める働き方や価値観が主流でした。

ハンセンさんは、
●個人のキャリアを人生の役割全体から捉える
●個人のキャリアを地域社会や世界のニーズで捉える

包括的、統合的な視野があります。

キャリコン 養成講座に通っている時に本を買いました。(結構厚いです)
試験勉強に忙しく、買ったはいいが積んでおかれたままでした(汗)

人生の4つの役割


労働(Labor)、学習(Learning)、余暇(Leisure)、愛(Love)

最近では、生涯学習、地域活動という概念も広まっていて

学校卒業→仕事→引退→余暇という一直線の人生モデルから

働きながら学び、地域活動をし、レジャーを楽しみ家族と過ごすという
働き方・生き方が実践されていますね。

職場、家庭、親戚、地域コミュニティ、趣味の集い、
学びの会、、
多様な環境や人間関係もある中で人は生きています。

そんな中で働き暮らし、豊かな人生を送るためには
部分にフォーカスするのではなく、広い視野で、統合的に捉える必要があります。


そんな統合的ライフ・プランニングをしていくためのポイントもまとめられています。

「総合的ライフ・プランニング」6(7つ)つの重要な課題

① グローバルな視点から社会の変化を捉えてキャリア選択をする
② 人生全体をどう生きて行くか有意義な全体として織り上げる
③ 家族の利益と仕事をつなげる
④ 多様性に価値を置き視野を多角的にする
⑤ 個人の転機と組織の変革に共に対処する
⑥ 精神性、人生の目的、意味を探求。スピリチュアリティの大切さ
⑦ 健康に配慮する

視野が広いと対処しきれない!と思われる方もいるかもしれません。

全て完璧に、、というと難しそうですね。
でも「一つの領域で頑張りなさい」という固定的な考え方ではなく
多様性、多角性を認めている点で
視野が広がり居場所が増えるという意味で
それぞれの状況、価値観で個性を発揮していける理論なのではないかな?と感じています。

これからも、ゆっくり本を紐解いていこうと思います。



         

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