ICBCセミナー:人生100年時代今から知っておきたい人生の備え
いなぎコミュニティビジネスクラブ主催、
地域ビジネスや地域課題についての学びを深めるICBCセミナーを開催しました。
前回のICBCセミナー、2019年6月開催の「心のバリアフリー」セミナーでは
地域の中に多様な方がいて、それぞれの働きやすさ暮らしやすさをその視点に立って考える機会を持ちました。
知らないことがたくさんで、
それぞれ抱えている状況は違う。
こちらが思っている支援では支援にならない場合もある。ということを実感。
そこで、今回のICBCセミナーでは
地域の中の高齢者福祉についての現場経験豊富な田中さんをお招きして
お話を伺うことにしました。
稲城市で ケアマネージャー、東京都で社会福祉士として
活動されている田中洋江さん。
ICBCにもスタート時点からいらしてくださっています。
介護保険についても、実はしらないことが沢山。
地域には、高齢者のゴミ出しや、独居、引きこもり、就労…
見えないところで様々な課題があり、困っている人悩んでいる人を「支援」している人もいる。
ケアマネージャー、社会福祉士として活動している田中さんからの講義で、あらためて地域での医療介護ケアシステムが様々あること、知られていないことも多いことに気づきました。
私自身、子どもを産んでから子育ての課題に気づいたり、介護をしてケアマネさんの存在を知り付き合い方に悩んだり、してきましたがもっと早くから関心を持っていれば制度を有効活用できたり当事者にとってよい意思決定ができたかもしれません。
現場の課題は複雑に絡み合い「専門家」でないと解決できないことも多いです。
だからと言って
専門家任せでは準備もできないし、ある意味情報が偏ってしまいます。
「予防」に関して普段から意識を持っていくなら、
小さなことから何かできるかも知れません。
矢野口の地域包括ではすでに、高齢者同士のつながりづくりや
体力づくり等の取り組みがすすめられています。
それらが子どもたちまで広がっています。
今後は、当事者だけ、専門家だけ、
高齢者だけ、、という括りでなく
「地域全体」で、それぞれができること、課題を出し合い、
支え合っていけるようなさまざまなしくみがさらにひろがるといいと感じています。
いなぎコミュニティビジネスクラブ(ICBC)としては、
まずは今後も各方面の方々が集い、学び、対話していける機会をつくっていくことかなと感じていますので、引き続きよろしくお願いいたします!