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40代女性が「自分を変えたいとき」の最初の壁

「自分を変えたい!」そう思った時に
すぐ行動を起こせる人と躊躇してしまう人がいます。
「頭ではわかっているけどなかなか動けない…」
そんな時に、一体何が起こっているのか?がテーマです。

人の人生、転機にかかわる重み

こんにちは 浜田有里恵です。
キャリア相談や起業コンサルティングを依頼してくださる方から
「有里恵さんには悩みを話しやすい」
「自分ごとのように考えてくれて信頼できる」と言われることがあります。

以前は
「なんでもできそうで、悩みがなさそうで話しにくい」と言われたことがあり
そんな時
「いやいや相当自分も悩んでいますし…」
「相談受ける人なのに相談しにくいとは…カウンセラー失格だ」と
悩んでいたこともありました。

今も まだまだ勉強中ではありますが
自分のキャリアや人間関係で相当悩んできた経験
自分と向き合おうとしてきた経験が
相談者さんへ活かせられる仕事だと感じています。

キャリア・カウンセリングやキャリアコンサルは
人の心理面、人生の転機に関わること。
常に お一人おひとりに
真摯に真面目に向き合う必要を感じています。


さて、私の元には
40代で「今後もっと充実した人生にするにはどうしたら?」と悩む方
50代で「転職か起業か、選べるのが最後かもしれない」と切羽詰まった感のある方
「夢はあるけどずっと悩んだままです」という方など

自分を変えたい、未来を豊かにしたい方
40代、50代の女性たちが多くいらっしゃいます。

お一人おひとりのそれぞれ の状況や悩みを
できるだけ丁寧に聴く中で

40代以降の女性が
「自分を変えたいとき」に出て来る壁…

共通するものがあるなあと感じるので
自分の体験談も含めて、書いていきたいと思います。

「自分を成長させたい」と飛び込んだのはいいけれど

私は現在
月1回、6時間のグループスーバービジョンを半年間続けています。

スーパービジョンとは耳慣れない言葉ですよね。
私は、カウンセラーの勉強をする前は知りませんでした。
何をするかというと、
スーパービジョンでは、資格を有するベテランの先生に
面談記録を提出し、先生、仲間と一緒に
カウンセリングを振り返ります。
人の職業や人生に関わるプロとして…
キャリア・カウンセラー(対人支援専門職)は
継続的に受けることを推奨されています。(アメリカでは必須)

「相談者さんのお役に立つために…」
「キャリア・カウンセラーとしてより成長するために…」
自分を変えたい!成長したい!と思い、受けているのですが

「ほんと、自分のこととなると難しい!」と感じています。
あなたも そういう時、ありませんか?

自分について振り返り、向き合おうとすると…
立ちはだかる壁。ぶつかるもの。

それは…
「恥」という感情なのです。

「自分に向き合うこと」は恥ずかしい

私の話に戻りますが
まずカウンセリングのグループスーパービジョン の事前準備として
50分の面談録音の文字起こしをします。

それがとても恥ずかしいのです。。

キャリア・カウンセリング面談の録音を聞き進めるごとに
「ああ言えばよかった、こう聴けばよかった」と反省ばかり。

自分の至らなさに申し訳ない気持ちにもなり
「こんなカウンセラーではダメだ…」なんて
気が滅入ってしまい、文字起こしが進みません。

「でもここで投げ出したら、自分は成長しないまま…」
「40代以降の女性の相談者さんが自分らしくいられるように」
「今回は自分の発表担当だから…」という期限もあり
自分を奮い立たせて、やっとこさっとこ進めます。

気づいたら10時間以上かかってしまいました。

その後、先生とメンバーの前で準備した記録をもとに発表。
よりよい関わり方や言葉を検討します。

それがまたまた恥ずかしいのですね。。

先生はもちろん、他のメンバーもキャリア・カウンセラーでお互い立場は一緒。
安心安全な場で守秘義務ももちろんありますが
やっぱり、つい、
格好つけたくなったりして
悩みを人にさらけ出すのは、本当に恥ずかしいのです。

なぜ、こんなに恥ずかしくなってしまうのでしょうか?

その「恥」という感情の裏には、
「自分が役立たずと思われたくない」とか
「ダメ人間になって見放されたくない」などの
人の目を気にする気持ちがあるからです。

(人は社会的な生きものなので
人に嫌われたくないし人間関係をよくしたい。
人間関係は自分にとって、とても重要なのですね。)

「恥ずかしさ」を解放すると得られるもの

自分の「恥ずかしさ」に振り回され、埋もれそうになりつつ
立ち向かっていく中で、気づいたことがありました。

私が日々接する
40代、50代のキャリアに悩む女性の相談者さんは

思い切って悩みや想いを
キャリアカウンセリングで吐露してくれているということ。

相談者さんは、きっと私の元に来るまでに
何度も相談しようかどうか…こんな自分でいいのかどうか…
悩まれただろうということ。

相談者さんは
子育てや仕事の合間の貴重な時間、
私にキャリアや副業、起業などの相談依頼をしてくれていること。


だからこそ「私を選んで、話してくださること」に
しっかりと向き合う必要がある。

40代以降の自分のキャリアについて悩む相談者さんが
自分らしく生きられるように
自分らしく働けるように…
有益で役に立てるように

私はしっかり自分を磨いていかないと!!

そう気づきました。

「自意識過剰に 恥ずかしがっている場合ではない」のです。

さて、
グループスーパービジョン では
指導のカウンセラーの先生も仲間も

課題を真剣に聴き一緒に検討する「受容」の場の雰囲気があります。

自分ごととして真剣に検討することで
各自の成長を促すのが目的です。

そのため、弱みや悩みをさらけ出しても 攻撃されることはなく
安心して弱さや恥ずかしさをさらけ出せるし
しっかり自分の課題ととことん向き合えます。

それは
ある意味、特殊な場です。

「特別な場」を設定することにより

「不安や弱みを共有できて、一緒に向き合って検討してもらえる」
「こんな自分でもいいのだ、本当の自分をわかってもらえる」
「私はわたし。これでいいんだと思える」

それぞれ、自分の課題に前向きに取り組めるようになります。

そしてこのような
受容され大切に扱ってもらえた体験
グループスーパービジョン においては
カウンセラーが相談者さんへ支援する際に使えるのですね。

私はグループスーパービジョン で
準備から発表、振り返りまで一連苦しみましたが

自分のカウンセラーとしての現状に向き合い
湧き出て来る「恥ずかしさ」を解放することができました。

大変だったけど、とても良かったなと思います。

そして
支援してくれる人、仲間に「共有する」ことで
とらわれから解放でき
「自分のあるべき姿」に立ち返ることができました。

自分に向き合うこと…

大切だとわかっていても
恥の感情にとらわれて 思考停止になりがちです。
なので、一人ではなかなか難しいと思います。

停滞していたり
ぐるぐると同じ悩みを抱えている状況から
突破するために有効なのが、

人や場のチカラです。

真摯に話を聴いてくれる人
一緒に未来を描いてくれる人
そして
安心安全の場が
あなたの一歩を後押ししてくれます。

私は今日も目の前の方を大切にしたいと思います。

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