「学び」のポイント
昨日は、市内団体が集合した剣道教室。
7段の先生からの、ご指導です。
その一挙手一投足が美しく、
佇まいにはオーラがあります。
普段の稽古にはない緊張感が、気持ちいい。
見学している私も背筋が伸びます。
私は全く剣道、武道のことはわからないのですが、
歩き方から座り方まで、武道なりの礼法、型があるのでしょうね。
とても興味深いです。
「美しいものには遊びはあっても、無駄がない。」
何が美しいか、美しくないか。
その理由を探求していくと、本質に行き着くかなと感じています。
また、
その世界の最高レベルの方々が
子どもたちに接する姿が、とても清々しく美しいと感じました。
「上手は下手の手本、下手は上手の手本」
上手は下手の手本でもありながら、下手から学ぶところはないか、
自分にないところを下手から取り入れる「心のあり方」を教えてくれる
世阿弥の言葉です。
子どもたちに目線を合わせて指導、接してくださる中で
このような姿勢があるのではないか?と
ありがたく感じます。
先日では、
紫綬褒章を受章された日本将棋連盟会長の
佐藤康光九段が稲城市民まつりに来てくださり、
子ども将棋イベントで指導対局。
私の息子も運良く対局の機会をいただきました。
1時間半、20面差しの中、
最後には、一人ひとりにアドバイスをくださいました。
「最初の一手を覚えていてくれた」と息子も大喜び。
子どもたちは、剣道や将棋のテクニックだけでなく、
最高峰のプロの見た目、言動や佇まいが学べたかと思います。
様々な学びスタイルの中で…
情報化社会の現代では、
オンラインで学べたり、ネットで情報をすぐに収集できたりなど
様々な学びのスタイルがあります。
すごいテクニックや、強さを求めるなら
動画やパソコン将棋を通じて学べるかもしれません。
「心のあり方」や「雰囲気」は
教科書やネット情報には表現、書ききれない部分です。
それに、読んだだけ、見ただけで
手っ取り早く学べるもの、身につくものではありません。
身の回りの先輩や尊敬する方々を拝見していると、
長い年月をかけた練習や、下積み、日々の生活習慣
一見見えない、わからない部分こそが大切。
積もり重なったものがカタチになっていると感じます。
目の前から学ぶ、今の自分から学ぶ、先生から学ぶ…
「上手は下手の手本、下手は上手の手本」
一般的に素晴らしい人と出会わなくても、
失敗から、目の前の方から
日々学ぶことがあります。
学びを発見して、自分の中に取り入れていく。
そして、師匠と思える方のご指導を受ける。
色彩、コーディネート、マナーも
実践が大切。自分の中に染み込ませて無駄なく引き出すには外部のチェックが必要です。
私も常に謙虚に
すべてから学ぶ姿勢を忘れずにいたいと思います。