「問題」を小さくするには
「人が問題なのではない、問題が問題なのである」
We believe that the problem is the problem, the person is not the problem.
マイケル・ホワイトとダビッド・エプストン
キャリアカウンセリングを皮切りにカウンセリングを再び学び始め、最近注目しているのがナラティブ・セラピー。
特に「人が問題」ではなく「問題こそが問題」という認識で自分の物語を対話で書き換えていく手法(外在化)に目から鱗です。
例えば、
「子どもが学校に行きたがりません。」
「私は子どもをうまく育てられない悪い母親…母親失格なのです」
この場合、
私=母親失格
↑問題だ。苦しい。
問題はクライエントのコミュニティ内での慣習や社会通念、教育から形成されたディスコースから生まれているドミナント・ストーリー。
▶︎外在化(客観的に語るようになれる)
「母親失格」はどんな時に「私」に現れるのか?
「母親失格」が「私」に罪悪感を引き起こしている?
本当に「私」は「母親失格」?
セラピストとの様々な問いかけや対話を通して
ドミナントストーリーから脱却して
「私」にフィットする
その人らしい新しいストーリー(オルタナティブストーリー)をつくっていきます。
まだまだ言葉で説明できるほどではないので
学びを深めないとですが、、
カウンセラーは
「クライエントから教えてもらう」
「物語を作る支援者」の立場だ
と
私の中で、クライエントに向き合うことの認識も一瞬で変えた考え方です。
外在化により
「問題」が居座り硬直しているイメージから
「問題」はどうにか対処できるものに。
それだけでも小さくなった気はしませんか?
思い込みや当たり前…
ものの見方や考え方からの「習慣」を見直す。
まずはカウンセラーがそうありたいものです。
ナラティヴセラピーに関心のある方は
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