私も発信者〜アートとビジネス〜
こんにちは、浜田です。
先日映画、『メットガラ』を観てきました。その感想はアメブロに
ファッションはアート
メトロポリタン美術館の他部門からの反発を買いながら、
それでも「ファッションの芸術としての価値を」と
その想いを展覧会とガラに集約する、メットキュレーターの姿に「そうだよね!」と共感。
ファッション=軽い
そんな一般的なイメージ、、にどうなの?と思っているところに
すっきり感がありました。
「アート」と表現すると、今度は敷居が高い気がするかもしれません。
その芸術性は、創り手の渾身の願いや想いが込められているということから
「自分らしさ」「人間くささ」とも言えるかもしれません。
今年開催のメットでの展覧会 コムデギャルソン展を見ると
よりそう思います。
© The Metropolitan Museum of Art
自由を求めて
ギャルソンのデザイナー、川久保玲、、
この人。すごいな。
ティーンエイジャーのとき、黒一辺倒だったのは、もしかしたら
ギャルソンの影響だったのかもしれない。なんて。
ファッションに疎い私でも、
黒でルーズ。。この服の何がいいの??と当時衝撃。はっきりいって
「素敵」とは思わなかった。でも、
自分を出す、独立した、自由な女性そのあり方表現としての
黒、自由なシルエット。。その覚悟と想いに社会が衝撃を受けたのですよね。
今まで日本になかった服。
当時の女性らしさ、女性の服装、その既成観念に立ち向かい
服へ表現した、川久保玲の姿がカッコいい!と映ったのかもしれません。
そののちも、斬新なデザインの服を発表しつづけ、
普段着れないし買えない服だけれど、目が離せません。
それってなぜ??と思うと
新作を見るたびに、いつの間にかとらわれていた自分の枠に気づき
「もっと自由でいいんだ!」と気づかせてくれる。それなのかと。
私も発信者
「アート」なら、
別に服でなくても、、と思うかもしれません。
でも
服として作られ、人との関係、対話があるからこそ
含まれたメッセージが
「自分ごと」として考えられて、
共感したなら
ワンポイントでも、少しでも取り入れることができる。
そんな可能性があるのだと思います。
私たちに何ができるか?というと
その服を観て、感じて、着てみて感じる。。
その対話。
そして(コムデギャルソンに関係なく)
毎日の服選び、装いで
少なからず周りに影響を与えている
自分も発信者という自覚なのかもしれませんね。
今日は 何色を選び、どんな服を身につけていますか?
何を選んでも、自由。
でも、色や服により、日々メッセージを発信しているのですね。
少し立ち止まって、
その「影響力」を感じてみると、面白いかもしれません。
また、彼女は
自分のやりたいことを仕事にする。
単に好きなものを好きなように作るだけでなく
ビジネスとして価値を提供していく。
発見していく。
デザイナーと経営者として。
表現者としての責任が感じられる生き方をしています。
アートとビジネスを融合する、
その生き方からも学びは大きいです。