マリー・クワント展へ!〜時代を切り開いた女性起業家
電車広告で見かけて「絶対行く!」と、楽しみにしていたマリー・クワント展…
久しぶりに渋谷Bunkamuraに行ってきました!
マリー・クワントというと…学生の時、鏡や化粧品を持っていて
シンプルなデザインながらお花のマークが可愛くて
持ち歩いているだけで気分が上がる!お気に入りでした。
今回の展覧会は、その頃のワクワクや可愛い^^を思い出す、楽しい展覧会でした。
カラフル!楽しい60年代スウィンギング・ロンドン
ファッションは、富裕層や上流階級だけのもの…そんな時代。
それを、手頃な価格で着やすい素材、デザインにして
若い女の子たちから誰でも楽しめる服をデザインしたマリー・クワント。
いまでこそ、ユニクロ、H&MやZARAがありますが
「お手頃価格のおしゃれな服をお届けしよう!」という想いを
カタチにしたエネルギーは相当だったと思います。
ちょうど60年代のロンドンは若者文化が花盛り。
自由で活気ある音楽、アート、ファッションが生まれ、革命的な文化を引っ張る「時代」の後押しもあったようです。
展示では、イギリスらしいカラフルなレインコート、ニット素材のスーツ、(その頃は女性用としてはなかった)おしゃれスラックスなど…当時のファッションの常識を打ち破るデザインや素材の服がたくさん。見ているだけでも心が解放され、意外なデザインにこちらも楽しくなってきます。
(ボウタイブラウスとか、コクーンワンピースなど50年以上前のものなのに今普通に着れそうなものばかり)
自らブランドアイコン! マリー・クワント
そして ツイッギー^^
ツイッギーといえば…ピチカートファイブの曲「トゥイギー・トゥイギー~トゥイギー対ジェイムズ・ボンド」を思い出すなあ。ピチカートファイブはまさにファッション音楽、影響受けてますよね。大好き!
ビジネスセンスもすごいマリー・クワント
今回の展覧会で私的に発見だったのが、マリー・クワントは単なるミニスカやおしゃれブームを生んだデザイナーだけじゃなかった!という点。起業家としてもすごかったんですね。
25歳で若者向けの「BAZAAR」というお店を開店。ロゴを大きくショッピングバックにあしらいPRしたり、斬新なポーズのマネキンや店内装飾で若者の心を掴み、音楽など独自の世界を発信。ファンを巻き込みます。
そしてパリやアメリカ、オーストラリアなどへグローバル展開。そんなマーケティングを支えたのが、ビジネスパートナーの夫や友人だったそうです。マリー・クワントの個性、センスを最大に活かすには心強いビジネスパートナーの力があったのですね。
そして大量生産時代に合わせ、ライセンスビジネスに切り替え。デザインのライセンス契約で世界へブランド展開をしていきました。BAZAARが閉店した今でもマリー・クワントを楽しめるのはこのビジネスモデルのおかげ^^ありがたいです!
新しい女性の生き方をファッションで発信
60年代スウィンギングロンドンは、私が生まれる前の時代ではありますが、、昔見た、母の若い頃の写真が…まんまマリクワワンピ &ショートボブだったことを思い出しました。ミニスカートやチェック柄、バイカラーのジャンパースカートはなんだか日本のデザイナー、女性誌「それいゆ」を創刊した中原淳一にもつながる感じ。。懐かしい雰囲気。きっと日本にも影響があったんだろうな。と感じます。
女性が動きやすく自由になる服をデザインし自分らしく生きる女性を応援したマリー・クアント。今回の展覧会からはとても元気をいただきました。
やっぱり、ファッションは、女性の生き方や時代の雰囲気に影響をもたらしますね!
私も内面&外見で自分らしく生きるを応援していきます!
お客さんもキラキラタイツの方や、おしゃれブーツ、チェックコートなど素敵な装いの方が多くて、楽しかったです。周りをキョロキョロしちゃいました。では!